船中を会場に、今年度1回目の交流会が開かれました。主に今年度の計画を話し合いました。
【授業公開】
1年数学
2年音楽
3年英語
各学年の授業を見せてもらいました学びに向かう姿勢がよいと思います。
【全体会】
①各校の児童生徒の様子、学校の取り組みの発表
特に新学期が始まっての子どもたちの様子と今年度の重点指導事項の交流がありました。
②昨年度活動報告
昨年度の活動総括により、今年度の課題と方針について全体で確かめました。
③今年度の活動について
重点として、実態を交流し、小中で共通に取り組む指導を進めることとし、組織も改めました。
これまでの成果を生かした一貫教育を進めます。
開催要項表紙
(素敵な絵です。小学校新校舎と校庭を駆ける子ども)
【グループ協議】
「学習指導」「生活指導」「健康・体力」3つのチームで、今年度の実践について協議し、計画しました。
◎連携から一貫へ、研究から実践へ
*連携教育の財産
学力テスト・体力テストの分析、生活実態調査、授業交流、児童生徒交流、小中合同のPTA活動、等々、学校間で連携した取り組みにより進められてきた活動です。いつでも気軽に連携が図れる関係づくりができていることや、共に育てようとする意識が高いことが大きな成果です。
*9年間の共通実践を
一貫教育への転換が必要でした。連携により創り出した研究を実践に生かすこと、つまり、実態をもとに、小1から中3まで一本通した指導を行うことの必要性です。これまでの体制では、前に進まないという課題があり、今回、小中合同の教育実践の内容に合わせた改善を図ることができました。
*礼文型教育連携の出発点
香深地区において、中学校の“荒れ”から、学力づくり、地域・家庭との連携・協働を目指し出発しました。勉強がわからない、地域は学校のこと、子どものことがわからない、小中もつながりがない、などの実態から、礼文検定の取り組み、学校を地域に積極的に開いていくことから、小中連携した取り組みを進めました。
*船泊地区連携教育推進協議会
遅れて、香深地区に倣い、船泊の小中が連携し取り組みが始まりました。現在、保育所、高校も含めて連携が深まっています。特色ある文化活動を中心に地域とのつながりも確かなものになっています。地域住民・保護者による学校への期待、子どもたちの活躍に対する期待と子どもを中心とした地域のつながりを強く感じます。
子どもや地域の実態から指導の工夫・改善を進めることが重要であり、今の船泊地区は、連携教育の出発点と明らかに異なります。原点から学ぶことも大切にしながら、今の実態を捉えることが最も重要です。従って、連携を目的としてきた活動から、一貫教育に向けた取り組みを進めます。
*役目を終えた研究会と連携プロジェクト
研究会として、広く公開することから、小中教職員が実態と課題を共通に、9年間見通した実践を進めることを確かめました。「船泊地区小中連携教育研究会」の役目を終えました。また、連携のための手立てとしての「連携プロジェクト」は、小学校と中学校の確かなつながりを創り、年間を通してその取り組みが小中それぞれに位置付いていることから、その役目を終えました。
連携教育の研究から、一貫を目指し、小中共通実践の取り組みを進めます。
3つのチームが実践を創り出す推進部隊です。
*子ども像を明らかに
礼文町教育研究会は「自立」をテーマに研究を進めています。各地区の連携・一貫教育においても、地区の子ども像を明らかにすることで、義務教育の出口(ゴール)を目指します。そのためにどんな力をつけるのか、どんな活動が必要か、船泊地区小中全教職員で学び、実践します。