礼文、船泊の豊かな教育環境の中で、4年間勤務しました。
地域の皆さん、保護者の皆さんに大変お世話になりました。学校、教職員をいつも支えていただき、温かい応援によりがんばることができました。
ありがとうございました。
子どもたちとの最初の出会い、始業式での歌声が印象的でした。伸び伸びと歌う姿に、「地域に支えられ安心して力を発揮できるのだろう」と感じたところからのスタートでした。
船泊には、地域ぐるみで子どもを見守り育てる大人のつながりがあります。どこに誰のどんな子がいるかわかっていることが、子どもは温かさを感じ、安心感となり、何事にも前向きに取り組める力となります。
地域に子どもたちの明るい声が響く、住民も子どもたちから元気を貰っています。
どこの地域でも、子どもが孤立し、人との関わりが希薄になっているのが現状です。自身の存在や居場所を見つけられず困難を抱える子が少なくありません。
船泊にある地域の絆をいつまでも大切にと願います。
ここにしかない美しい自然と、漁業と観光の豊かな産業、一歩外に出ると学ぶ価値ある教材にあふれていました。ふるさとを学ぶ中で、社会や人に触れ、地域を理解し誇りと愛着をもっているのが礼文の子どもです。ふるさとの良さを感じているからこそ、夢と希望をもって未来に向かうことができるのでしょう。夢と希望をもったとき、未来は輝いて見えるはずです。
こんな子どもを育てる礼文のすばらしさを感じられたことは、私にとっても貴重な経験でした。
利尻富士の美しさは忘れられません。今までも日本海沿岸から見えていましたが、表情が違い、こんな美しい景観がある中で育つ子は幸せです。
あふれんばかりの愛情で育てられる子ども、島を愛する子ども、いつまでもこの地域がつながっていくことを願っています。
本当にお世話になりありがとうございました。