21日(土)は,第121回卒業証書授与式でした。
感染症対策のため,今年の卒業式は今までにない形で行わなければなりません。本校は小規模校で,卒業生,保護者席の間隔を2m以上にするなどの十分な対策が可能だったため,保護者の皆様も式に参加していただくことができました。
教職員,保護者が見守る中,卒業生が入場します。ほとんど練習することができなかったにもかかわらず,卒業生は背筋を伸ばし,一人一人がしっかりとした足取りで入場することができました(さすがに表情は緊張していましたが)。卒業するにふさわしい振る舞いです。
国歌斉唱,校歌斉唱は歌入りの音源を流すだけ。何だか不思議な時間が流れました。
卒業証書授与の動きも立派なものでした。名前を呼ばれ,登壇し,校長としっかり目を合わせ…。卒業生一人一人の立派な姿に気持ちが高揚し,証書を渡す校長の「おめでとう」という言葉にも必要以上に力が入ってしまいました。
降壇後,証書ケースに証書を入れ,花を受け取り,保護者席に進みます。花と証書を渡し,感動のやり取り…何時見ても良いものです。
式辞は短めに,告辞,祝辞,祝文は印刷物で。粛々と式は進行します。
小学校の卒業式なので,本来ならば呼びかけや歌があるところですが,残念ながら在校生は不参加ということで,今年度は行いません。あっという間に閉式の辞,卒業生の退場となりました。
省略が多く,式自体に感動する場面は多くありませんでしたが,その分,最後の学活で,担任,卒業生,保護者の感動的な場面があったようです。
式辞にも書きましたが,今年の卒業生は,全校児童の先頭に立ち,最高学年としての責任をしっかりと果たしました。個性が光る彼らは,一人一人の個性を認め合う,素敵な仲間になることができました。本校の校訓「自信 やればできる」を胸に,自信をもって小学校を旅立ってほしいと思います。中学校でも大きく羽ばたけ!君たちを応援しています。