子どもたちのがんばりが十分に発揮された学芸会でした。元気な声、一生懸命さ、仲間への信頼、この発表で、最高の力を出し、感謝の気持ちを伝えようとがんばりました。地域や保護者の皆さんに、子ども達の努力とその想いが伝わり伝わったはずです。会場では涙を浮かべる人がたくさんいました。
目標に向けて努力し、満足感、充実感をもつことができたでしょう。また、クラスの仲間、全校の仲間を意識し演技、発表できるようになりました。みんなと一緒にがんばれた達成感をもっているでしょう。特に高学年は、下級生の様子をよく観て声をかけます。学年関係なく関わりをもち共に力を出し合える船小の子の良さです。
このような力を出せるのも、地域の力です。全国各地で待機児童解消のため保育所の設置が進められていますが、住民の反対で計画が中止になるところが多いと報道されています。その原因は、子どもの声がうるさい、送り迎えで交通事故や混雑につながる、地価が下がる、この3つだそうです。なんと悲しいことでしょうか。まるで子どもが地域から疎外されているようです。それだけ地域での関係が希薄になってきています。しかし、船泊や礼文では、地域で子どもたちの元気な声が聞こえないと寂しいと言われます。どの子もかわいがられています。子どもが地域、人への信頼感を高めているのは、地域の大人のつながりです。
地域の宝であり未来である子どもたちの元気を届けられたこと、本当に良かったと思います。地域や家庭の支えや励まし、今回も子どもたちが力を発揮できる大きな力となりました。
指導が足りなかったところも多々あり、もっと伸ばせたところがあったと思いますが、先生達、職員も一丸となり学芸会に取り組みました。学ぶことに意欲的な先生ばかりです。今後も更に良い指導ができるよう、相互に学び、力を合わせ子どもたちのためにがんばっていきます。これからも地域や保護者のみなさんと子どもたちの成長を共に感じていきたいと思います。