校訓 「自信」 -やればできる-
令和2年度はコロナウイルス感染拡大防止の観点から,実施を断念した学芸会。令和3年度は対策をしっかり講じた上,演目,上演時間,観客数を制限することで実施に踏み切りました。学芸会テーマ「笑顔かがやけ~36人のスポットライトを~」の通り,36人一人一人がスポットライトを浴び,笑顔が輝く学芸会になりました。
はじめのことば
1年生にとっても,2年生にとっても初めての「はじめのことば」。1年生5人,2年生3人の大きな声が海上に響き渡りました。
1・2年生「大きなかぶ」
教科書でも扱われている「大きなかぶ」。なかなか抜けないかぶを,一家で協力してやっと抜くお話です。本当はおじいさんをひっぱるのはおばあさんなんですが,おばあさん役をやりたい人がいなかったので,「となりのおじいさん」が登場することになりました。1・2年生全員が,「大きな声で」「ゆっくり」「身振りをつけて」演じました。途中セリフを抜かしてしまうこともありましたが,とてもよい出来だったと思います。かぶが抜けた後は,ボディーパーカッション(身体のいろいろなところを打楽器にしてリズムを刻む)で喜びを表現しました。かわいい1・2年生の頑張りが輝きました。
3・4年生「船笑点」
船笑点は,劇,学習成果ビデオ発表,器楽で構成されていました。劇「目黒のほっけ」は,落語「目黒のさんま」をもとにしたものです。船泊といえばほっけですから,「さんま」を「ほっけ」に変更しています。元気な3・4年生が落語の面白さを身体全体で表現しました。家来を振り回す殿様,何とかついていこうとする家来,味のある農家の夫婦などが,上手に表現されていました。学習成果発表は,劇から器楽演奏への舞台転換の時間を使って行いました。4年生国語で扱われる落語「ぞろぞろ」と,「船笑点」の「大喜利」に挑戦した様子をビデオ上映しました。どちらも子供たちにとって難しいものですが,一生懸命頑張りました。器楽は,アニメ「鬼滅の刃」の劇場版主題歌「炎」。鼓笛で鍛えた技術を生かしてしっかりと演奏することができました。
5・6年生「タピオカ・ツンドラ」
5・6年生は劇「タピオカ・ツンドラ」と器楽 Greeeen「キセキ」の2部構成。「タピオカ・ツンドラ」は,高学年にありがちな男子・女子の対立が,ピンチを協力して乗り切ることで解消されるお話です。「タピオカ・ツンドラ」という呪文を唱えることで時空を旅するストーリーでした。クラス男子役を演じる女子の演技が上手だったり,クラス女子役が表情豊かだったり,ペリー役が外国人の雰囲気が出る声色,話し方だったりと,見所が随所にちりばめられていました。器楽「キセキ」は,流石高学年だなと思わせる出来でした。
6年生「おわりのことば」
全ての演目を振り返り,一つ一つの演目の輝きをことばに表しました。観に来てくださったお家の方々にしっかりとお礼を述べ,立派立派な締めくくりだったと思います。人間的に大きく成長し,最高学年としての役割をしっかりと果たしました。
感染拡大防止の取組にご理解とご協力をいただいた当日ご来校いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。おかげさまで子どもたちは自分たちの努力の成果に手応えを感じることができました。今回の成長を生かしつつ,さらなる成長につなげていきたいと思います。