23日「一日防災学校」を行いました。当初の予定では、9月10日に行われる予定でしたが、北海道胆振東部地震の影響で開催を延期して行いました。この『1日防災学校』は、北海道が、子どもたちに防災の重要性を学ばせようと道内各地で取組まれている事業で、宗谷管内では礼文小学校が初めての開催です。
はじめに中休みに地震を想定した避難訓練を行ったあと、3時間目は、体育館に移動して、田住防災監から防災に係わる講話をしていただきました。自分の命を守るための日頃の心構えや机の下に隠れること、そして頭を両手で守り、体を小さく丸くする姿勢をとる「シェイクアウト」の方法を学びました。
つづいて4時間目は、低・中・高学年分かれて個別体験活動を行いました。
1,2年生は避難所で必要なものとして新聞紙を使ったスリッパを作りました。
3,4年生は、実際に学校坂道を下りて役場まで歩き、そこから適切な避難行動のために必要なオリジナルハザードマップを作成するため、実際に香中坂を登りながら、目安となるホテル花れぶんの階数と海抜の高さを確かめながら礼文小学校まで歩きました。
5,6年生は、災害時を想定した非常食づくりに挑戦。湯煎で炊くご飯(ハイゼックス包装食)とみそ汁の調理を行い、避難所の運営の仕方を学びました。
(10年ぶりに稼働した災害用ガスの竈)
そして給食は、全校で避難所での食事の仕方を学ぶために、体育館に移動して、5・6年生が調理したご飯とみそ汁で炊き出し体験をしました。
最後に5時間目は、本日の『1日防災学校』のまとめを各教室で行って終了しました。
炊き出し体験では、日本赤十字社礼文町分区の皆様にもご協力をいただきました。ありがとうございました。
ご指導いただきました道庁総務部危機対策局をはじめ宗谷振興局、役場の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。そして、防災に懸ける情熱を私たち礼文小学校にそそぎ、厚く指導して下さった、田住防災監には本当に感謝申し上げます。
子どもたちは、中休みの避難訓練から5時間目までの一連の学習活動を最後まで意欲的に学習していました。自分の命を守るためにどうすれば良いか、共に助け合って行動するためにはどうすれば良いのかをしっかりと考える一日となりました。