今回の避難訓練は、地震を想定して行いました。地震発生のタイミングも昼休みとし、担任の先生が直接指示しなくても、子どもたち1人ひとりが緊急放送を聞いて自分たちで行動できるかを確かめました。地震発生時には、自分の頭を守る行動をとり、揺れが収まったあとは速やかに避難することが目標です。みんな落ち着いて行動することができ、玄関前へ全員が避難し整列するまでにかかった時間は1分49秒でした。
消防署の方からは、とてもスムーズな避難だったことをほめていただきました。
災害は、いつどこで起こるか分かりません。今回は地震に対する訓練でしたが、最近は大雨や暴風、土砂災害や洪水など、今までの想定を越えるような天変地異により、あちこちで大きな被害に見舞われることが珍しくありません。日頃から情報をしっかり入手し準備や対策をとっておくことが大切な時代だと云えます。
避難訓練の後全校で体育館に集まり、津波の恐ろしさとその対策についても学習しました。津波の実際の映像を見たり、釜石市で避難に成功した中学生の実話などを聞きながら、みんな自分たちの問題として真剣に災害への備えについて考えることができました。
また、実際学校に備えている『災害用アルファ化米』の作り方や、その試食もしてみました。カンパンも食べてみましたが、生まれて初めて食べる子も多かったようです。おかわりして食べている子も多かったです。
「災害は忘れた頃にやってくる」とも言われます。今日いくつか学んだことを、もしもの時にためにしっかり生かしていきましょう。