昨日から卒業式に向けた練習が始まりました。この場面では礼をする。ここでは拍手をする。式の流れに沿って一つ一つみんなで確認していきます。6年生の新しい出発をお祝いする感動的な卒業式にするための大事なポイントは、「感謝の心」だと思います。6年生は自分をここまで育ててくれた多くの方々に、在校生はお世話になった6年生の先輩に、どう自分だけの「ありがとう」を伝えることができるかです。心を伝えるのは言葉だけではありません。頑張っている態度や声の大きさなどでも伝えることができます。ぜひ、みんなの気持ちを全て出し切った感動的な卒業式にしましょう。
そしてもう一つ、お別れの話です。昭和12年に建てられ(現在のものは平成2年に改築)、それからずっと、香深港に入る船だけでなく、礼文小学校も見守ってくれていた「香深灯台」が、この度取り壊されることがわかりました。今朝学校に見えられた第一管区海上保安部の方より、正式に廃止計画のお話をお聞きしました。「港にも灯台が整備され、船の航海のための安全性には影響がなくなったので。」ということでした。今の灯台につけられている「香深灯台」の表示は、平成2年の改築の折、その当時礼文小学校6年生に在籍していた高橋さんが書いた字をもとに作られたそうです。香深灯台はそんな所縁のある灯台でもあります。今年の夏休み中に解体工事が始まる予定ですので、解体の前には、絵を描いたり、みんなで写真を撮ったり、灯台の内部を見せていただいたりしながら、みんなで感謝してお別れできたらと考えています。
【卒業式練習の様子から~大きな声で校歌を歌う姿は立派でした。】
【香深灯台と灯台から見た今日の港の様子から】