保小中高連携で、児童の成長をより確かなものに
礼文町の保小中高連携の原点は、学校種を超えて、町内すべての教職員が礼文町の子どもの成長と発達に責任を持つことを相互に自覚し合ったことです。平成18年度から本格的に開始された連携は、全町レベルの取り組みと中学校区を単位にした取り組みとして具体化されました。平成24年度は、船泊地区3校の小中連携が3部門から本格的に取り組まれ、児童・生徒の成長を促し、保護者の安心感・信頼感を生み出しています。こうした成果が、私たちの保小中高教育連携への確信となっています。
児童が中学校生活に夢と憧れを持ち、保護者が安心できる教育環境を整えるために、引き続き、保小中高の教育連携を重視した経営にあたります。
(1)2つの教育連携課題の一層の充実を
①児童の基礎学力を保障する「基礎学力養成問題集」「礼文検定・校内礼文検定」の効果的な活用を図るための研究と実践
②「総合的な学習の時間」・「礼文学」の年間指導計画の内容充実と改善
(2)PTA・中学校区の子育てネットワークの充実
①「家庭で身につけさせたい12の生活・学習習慣」「中学生までに身につけさせたい力30」の見直し改善と、PTAでの学び合い
②PTAの小中間連携の一層の充実
9/7 保育所との交流
Posted by admin on September 15, 2016
1年生が保育所で紙芝居の読み聞かせをしました。緊張したけれど、大きな声で発表でき、楽しめたようです。紙芝居の後は、みんなでイス取りゲームで一緒に遊びました。
これまで、保小交流として、実態交流や指導・保育の交流を進めてきました。子どもたちのふれあいもできる範囲で進めようと考えてきましたが、国語の授業と関連させ、実践できたことは、1年生にとっても貴重な経験となりました。「また紙芝居を読んでみたい」と、意欲ももっています。
5/16 保小交流
Posted by admin on June 1, 2016
今年初めての船泊保育所との交流会が開かれました。
小学校から、入学して1ヶ月ほどの1年生の様子、保育所からは、各クラスの保育内容と園児の様子を中心に、指導・保育の課題も交流されました。
今年度も、定期的な交流を通して園児・児童の理解を深めていきます。
5/13 第13回船泊地区小中連携教育研究会
Posted by admin on June 1, 2016
船泊中学校を会場に、授業公開、研究協議、親睦交流会を行いました。
今年度の活動を小中教員で確かめ合うことが一番の目的です。神崎小学校閉校により小中2校になりました。ますますより良い教育のため力を合わせていきたいと思います。
目的は、①学力、体力、生活力をつける、②学校力・教師力向上、③家庭・地域の教育力向上です。
具体的活動として、今年度は学習習慣・生活習慣の改善を重点に、子ども達が学習や体力づくりにより意欲的に取り組む小中共通の実践を創っていくことです。
先生達が主体的に課題解決に向かっているところが素晴らしいです。「連携から一貫へ」「研究から実践へ」確実に進めていきたいと思います。
5/7 公開礼文検定
Posted by admin on June 1, 2016
礼文型教育連携が始まり10年が経過、今後も「礼文検定」に町内全ての児童生徒が取り組んでいきます。基礎的基本的学習内容の定着をめざし活用してきたテキストにより、確実に成果を上げてきました。全道・全国並みの学力を維持してきたのも、一つは、「礼文検定」が定着し、子ども達の学習習慣に位置付いてきたことによると言えます。 今後の「礼文検定」の取り組みでは、各学校、児童生徒の実態をとらえ、子ども達の学習意欲向上のため効果的に活用することが重要課題です。
「公開礼文検定」は、このような取り組みを地域にも公開し、保護者や地域の皆さんに理解をしていただき、さらに参加もしていただくよう呼びかけています。
2/10 船泊地区小中連携教育研究会
Posted by admin on February 18, 2016
2月10日(水)平成27年度第二回目の研究交流会が開かれました。
本校を会場に、小学校の授業から児童の学習の様子や実態を観ると共に、今年度の活動について振り返り、次年度の方針や計画について話し合いました。
Ⅰ 授業公開(5校時目)
1年生「算数」どんな式になるかな 2年生「国語」音や様子あらわす言葉
3年生「算数」□を使った式と図 4年生「国語」熟語のでき方
5年生「算数」角柱と円柱 6年生「算数」算数を使って考えよう
Ⅱ 全体会
ⅰ 各校児童生徒に実態について
学校毎に児童生徒の様子や課題、取り組みについて交流
ⅱ 活動報告
4つのプロジェクト①学びプロジェクト②ハートプロジェクト③健康プロジェクト④PTA・地域プロジェクトから、今年度の活動報告
Ⅲ 研究協議
4つのプロジェクトで今年度の反省と来年度の計画
Ⅳ 親睦交流会
三校教職員で親睦を深めました。ゲーム担当は中学校、クイズで盛り上がりました。
【小中連携の成果として】
1 学習指導に関わって
校内授業研において、小中教員が相互に参加、指導案検討、研究授業と研究協議に参加しています。また、交流授業とし て、中学校の先生が小学校で授業(乗り入れ)により、学びの広がりや深まりが見られます。
学力検査(NRT)の結果分析から、船小ではほとんどの学年で全国平均を上回り、昨年度より学力が向上しました。また、 中学校では、授業へ意欲的に取り組む生徒が増えているという報告もありました。宿題、家庭学習の指導も小中で継続し て力を入れています。
「礼文検定」は、児童生徒の基礎的基本的学習内容の定着のため重要な取り組みになっています。確実な定着のため、 効果的な活用の工夫がされています。
2 生活指導に関わって
子ども達は、落ち着いて学校生活を送っています。児童・保護者のアンケートの結果からも、学校、授業が楽しい子は9割 に達しています。
児童会、生徒会を中心に児童生徒の交流が深められています。学芸会や学校祭などの行事に多くの子ども達、教職員が 集まり応援しています。
全校仲良く生活していることが、船泊地区の子ども達の様子ですが、大きなトラブルなどが少ない分、手をかけ過ぎないよ う配慮が必要であるとは共通の認識です。
体力づくりの取り組みにより、体力テストの結果や陸上記録会等、具体的な数値に表れてきました。また、課題(柔軟性、 瞬発力)も見えてきました。
3 家庭・地域との連携
PTA活動において、交流会、研修会等、合同で行うことによって、保護者のつながりが広がっています。そもそも保護者は 小中つながっているわけですから、独自の活動を保障しつつ、子育て・教育での協働を進めてきました。
子ども達のために学ぶ、共に活動する、多くの保護者が生き生きと参加していることが船泊地区の財産です。 子育て・教育を学ぶ場として、「語り合い・学び合い」の活動を大切に、地域ぐるみで「親育ち・教師ち」をさらに進めます。
◎連携から一貫へ~研究から実践へ
礼文・船泊は、地域住民・保護者の温かい見守りにより子ども達が伸び伸びと活動しています。また、行政の支援により町ぐるみで子どもを育てる環境があります。
この恵まれた教育環境の中で、学校は、地域・保護者の期待に応え質の高い教育を創り出すために、教師としての実践的指導力を高めることが求められています。
これまでの取り組みの成果を、日常実践につなげていくことが重要です。机上の研究も大切ですが、実践に生かしていくことです。
これまでの財産を生かし、連携の留まらず、学力や体力の実態や課題、その解決のため、以下を基本方向として考えていきたいと思います。
◇ 9年間の「学びを紡ぐ」一貫教育をめざす共通実践を進めること
◇ 社会で生きて働く力を育てるため、学び方を身につけ、生き方を考えさせること
◇ 豊かな教育環境を生かし、地域に根ざした教育を、地域・保護者と共に学び合い、充実・発展させること
教職員の協働の意識の高さは、礼文型教育連携を進めてきた成果であり、地域住民・行政、保護者の支えによるものでは、と感じています。
では、生きる力を育むため、「どこで、どうつながるか」、礼文型教育連携10年の節目に、子どもをとらえ、その視点を見出していきたいと思います。
1/28 船泊地区保小交流会
Posted by admin on January 29, 2016
1 目 的
・船泊地区の保育所と小学校とで,子どもたちの様子について交流を図ることにより,より一層理解を深める。
・交流したことをもとに,連携を図りながら,子どもたちの健やかな育成のために協力体制を確立する。
2 日 時
平成28年1月28日(木) 16時30分より
3 場 所
礼文町立船泊小学校 音楽室
4 参加対象
船泊保育所,船泊小学校,神崎小学校の全職員
5 内 容
16:30 実践交流会
・保育所の様子
・船泊小1年生の様子(今年の交流も含めて)
・神崎小1年生の様子
・意見交換
6 役割分担
・実践交流会
開会のあいさつ…坂本船泊小校長
司会…虻川(船小),記録…松浦(神小)
閉会のあいさつ…石澤神崎小校長
◎保育・指導と子ども達の様子と連携した取り組みから
*保育所から、各クラスの園児の活動の様子、特に力を入れて指導した所など、丁寧に伝えていただき、また、1年生の成長した姿を伝え、子ども理解を深めることができました。
*小学校へのスムーズな接続を意識し、食事、自分の名前、当番活動など目標を持って保育がされていること、指導法についても保小で学び合いながら取り組んできた成果が見られました。年長さんが書いた自分の名前は、1年生と変わらないほど立派な字でした。
*生活科の学習に園児を招待、紙芝居・読み聞かせの訪問と、子ども同士の交流にも取り組みました。相手意識を持って1年生が学習に取り組んだことにより学習が深まり、貴重な体験となりました。保育所の先生が子ども達の成長した姿に感動したこと、それも貴重な成果です。
*保小どちらも、保護者が大変協力的であり、できることを増やすために家庭と協力していくことが子どもの成長を支えていると報告があり、改めて協働の大切さを確かめ合いました。
◎今後に向けて
*定期的に様子を交流し、実態や課題を明らかにし、保育・指導について実践的に学び合う
*体力づくり、学ぶ姿勢など、共通の実践を進める
*園児と小学生の交流を継続していく。
*子育て・保育・教育について保護者と共に学んでいき、力を合わせていく。
連携・交流には、お互いのがんばり、工夫や努力が伝わることが大切です。相互理解がなければ力合わせ、信頼関係は生まれません。何でもそうですね。一年間を通して、保育所の様子がだんだん見えてきました。
子ども達の成長を、関わっている大人みんなが感じる、何よりです。神崎小学校の子ども達が読み聞かせに訪問、園児達に読む、園児達は真剣に見て聞く。それまで一生懸命練習もしてきました。その様子を見た保育所の先生が涙を隠すようにその場を去ったそうです。子どもは喜んでくれた、自分の成長を感じてくれた大人の存在に気づきました。人の温かさを感じ、安心感をもちます。自分の存在が確かなものとなり、自信になります。
ふるさと礼文から学ぶ
Posted by admin on November 26, 2015
11月20日「礼文学発表会」は、各学校の特色ある学習内容が報告され、礼文学を学ぶ意義と相互理解を深めることができたと思います。
どの学校の子ども達も、価値ある教材から学ぶことによって、地域を知り、地域の良さを感じています。自信に満ち、豊かな体験と学ぶ楽しさや喜びが伝わってきました。そして、将来の自分のあり方や目標を持っていること、最も価値があるのではないでしょうか。
特に、人とのふれあいが子ども達を大きく成長させています。学ぶ過程の中で、多くの人と関わり、地域の温かさを感じています。支えてくれた人たちへの感謝、ふるさと礼文を愛する気持ちが育まれています。なんて素敵な子ども達でしょうか。子どもが‘めんこい’とあふれる愛情で見守り育ててくれる大人がいる礼文、幸せな子ども達ですね。
改めて、子ども達が、地域に愛され育ち、豊かな心が育まれていること、その中で生き生きと学ぶ姿、心を動かされました。
10/23 船泊地区子育て研修会
Posted by admin on October 28, 2015
◎地域での子育ての学び合い
町P連の子育て研修会は、今年度地区ごとでの開催、「船泊地区小中連携教育推進委員会」が、地域での子育てを学ぶ機会としてPTAに呼びかけました。
■ 日 時 平成27年10月23日(金) 18:30 ■ 場 所 キラリ交流館 2F大研修室 ■ 主 催 船泊中学校PTA 船泊小学校PTA 神崎小学校PTA ■ 講 師 稚内市教育研究所 江川 善次 氏(前稚内市立稚内東小学校校長) 『自立を促す親の関わり』~心をつなぎ伸び続ける子を育む~ ■参加者 保護者33名 教職員27名 合計60名
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◇参加者感想より抜粋
*子育てについて、保護者の皆さんと先生と一緒に考えるいい機会となりました。 *子育てについて、今までのことを振り返り、これからのことを改めて考えるとてもいい機会になりました。 *終始興味深く楽しい講演で、今後の子育てに役立つ内容となっていました。 *自分のことを振り返ると反省することばかりです。でも少しでも意識して毎日がんばろう!と思いました。 *わかりやすく、おもいしろかったです。息子さんの体験談など勉強になることがたくさんありました。 *子育てで経験されたお話しや男の子の特徴、まさにこれだと当てはまるお話などいろいろ聞けて良かったと思いました。 *グループ交流では、他のお父さん、お母さんのお話も聞けて良かったです。 *グループ交流では、みんなが日常の子育てについてたくさん交流でき、聞くだけでなく、共に「話す」「話を聞く」という機会があって良かったです。 *たくさんの人の話を聞く機会は大切だと思いました。 |
◎私の主観を含めて研修会を振り返ります。
★講話から学ぶ
子どもは活力にあふれ、夢や希望にあふれ、意欲にあふれています。悪いこともするし失敗もします。汚いこともやってはいけないと言われることもします。そもそも子どもはそういうものです。
「子どもらしさ」を大切にしているでしょうか。子どもは、自分のいいところ悪いところ、がんばったところ、ありのままを受け止めてくれる関係を求めています。子育て・教育において、子どもとの関わりの中で、意欲や可能性を摘み取っていることがあります。大人の意地やプライドで視野を狭くしていることがよくあります。
「愛情を伝える」「安心を伝える」ことで子どもはエネルギーを蓄えます。ありのままの子どもをとらえ、人との関わりの中で育てていくことを大切にしたい。
子どもをどう理解するか、何を教えどうつながるかを学ぶ研修会となりました。
★我が子、子育てを語る
参加者は、子育ての話を聞く、語ることの大切さを感じました。父親、母親、先生が、子育てを振り返り、悩みや苦労、工夫を語り合う機会となりました。
子どもはひとりで育てられない、だからこそ人をつなぎ、心をつなぐ。子どもと子育てを語ることが子どもの成長、親育ち・教師育ちにつながります。
★共に育てる
母さんが明るく元気であること、父さんはいざとなったら頼りになること、理想ではないでしょうか。
先生は、子どもにとって、母親のような温かさもあり、父親のような安心感があることが理想でしょう。
子どもにとって、親も先生も元気が一番、また、大人同士がつながっていること(仲が良いこと)も安心感を持てます。
そのために「語り合い・学び合い」が大切な活動です。
懇談会や茶話会、PTA活動を中心に積極的に子育てでつながりましょう。
◆船泊地区の教育連携◆
「何のためにどうつながるか」を大切にしたいと思います。
可愛い子ども達、健やかな成長を誰もが願っています。これからの厳しい社会を生き抜く力を育ていく必要があります。
船泊地区では、地域や学校の活動において、保護者・住民の協力は絶大です。船泊地区には、確かな子育ての基盤と、それを守り続けてきた努力があります。その中で、子ども達が伸び伸びと力を発揮することができます。
◇ 保小中高の実践的なつながり
◇ 子どもを真ん中においた「語り合い・学び合い」
子どもをみんなで理解し、学び合っていく協働の実践を積み重ねていきましょう。
※講演のレジュメです
8/24 8/24 船泊地区小中連携教育推進協議会 第3回役員会
Posted by admin on August 26, 2015
◎全道へき地複式研究大会に向けて
分科会で、船泊地区の小中一貫教育の取り組みを発表します。その提言内容を確認しました。
1 船泊地区教育連携の歩みと実践
2 保小連携の取り組み
3 「学びプロジェクト」の取り組み
4 「ハートプロジェクト」「健康プロジェクト」の取り組み
具体的実践と成果、今後の課題を発信、管内、全道の仲間と学び、今後の活動に生かします。
事務局を中心に各担当の努力で、これまで取り組んできた学力づくり、体力づくりの実践を中心にまとめられ、準備が整ってきました。
(第1回船泊地区連携教育研究会 5/15)
◎礼文型教育連携10年の節目に
また、午前中の学校公開について、町内教員全員で、会場校である香深中学校、香深井小学校の指導案検討を行いました。授業づくりの学び合いと校内研修充実のため、貴重な学びの機会になっています。
10年間の取り組みの総括と、礼文教育の現状をとらえ、今後の礼文教育の充実・発展を目指します。
(町研一斉模擬授業)
◎船泊地区連携教育の改善を目指して
船泊地区でも今年一年を節目として、より質の高い教育を目指した取り組みが求められます。保小中が連携し、子ども達に、自ら明るい未来を創造する力を育むため、今後も教職員間の連携を深め、また地域・保護者と力を合わせ新たな道を拓きます。
(小小交流)
8/24 中学校運動会の宣伝
Posted by admin on August 26, 2015
船泊中学校生徒会が、小学校児童会へ、30日運動会について、宣伝にやってきました。「『HAPPY LINE』をテーマにがんばっているので、応援に来て欲しい」と生徒会長のお話。
小学校の運動会では「よさこい」を披露してくれた中学生。小中生の絆を深めています。