礼文町内の希少植物

北海道では平成13年に自然保護上重要な種の選定にあたって、絶滅のおそれの度合い等を
示すための基準としてレッドデータブックを作成しました。
 この中で、絶滅危機種としてウルップソウ、絶滅危惧種としてフタナミソウレブンソウ
3点が選定されました。さらに同年には「北海道希少野生動植物の保護に関する条例」が制定され
上記3点の植物が指定希少野生動植物として指定を受けています。
 この条例において指定を受けたものは、許可のないかぎり採取ができなくなります。
また、無許可で採取されたものを所持したり、譲り渡したりすることも禁止されます。違反した
場合には罰則規定が適用されます(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)。
 貴重な高山植物の中でも、特に数が少なくなっているこれらの花々を見かけた場合は、
どうかそっと見守ってあげてください。

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ウルップソウ フタナミソウ レブンソウ
ウプッルソウ科の多年草で、
青碧色の花が穂状に
密につくのが特徴です。
キク科の多年草で
高さ5~20cm、
花は黄色で径約5cm。
上向きに1個咲くのが特徴です。
マメ科の多年草で、
高さ10~20cm、
青紫色の花が4~15
個つくのが特徴です。