卒業式まで10日となりました。後輩達と一緒に遊べるのも、担任の清水先生と一緒に勉強できるのもあと10日。きっと6年生は、一日一日を深くかみしめながら毎日を過ごしているのではないかと思います。昨日の卒業式練習で体育館に入場する6年生の背中には、緊張感と同時に、最後をしっかり頑張ろうとする決意が表れていて、とても格好良く感じました。
さて、今日で東日本大震災から四年目になりました。今日は、各担任から震災にまつわる話を子ども達にしてもらいながら、この日をいつまでも忘れることなく、この震災におけるさまざまな教訓について考える大切な日にしたいと考えています。また、校庭にも半旗を掲げ、弔意を表しました。亡くなった方々へのご冥福と、まだ避難生活を強いられている23万人もの人達が、一日も早く避難生活から解放できることを心から願いながら。
【昨日の卒業式練習~6年生のとても立派な入場でした。】
【校舎周辺の今日の様子~校長室横は今こんなふうに工事が進められています。】
昨日から卒業式に向けた練習が始まりました。この場面では礼をする。ここでは拍手をする。式の流れに沿って一つ一つみんなで確認していきます。6年生の新しい出発をお祝いする感動的な卒業式にするための大事なポイントは、「感謝の心」だと思います。6年生は自分をここまで育ててくれた多くの方々に、在校生はお世話になった6年生の先輩に、どう自分だけの「ありがとう」を伝えることができるかです。心を伝えるのは言葉だけではありません。頑張っている態度や声の大きさなどでも伝えることができます。ぜひ、みんなの気持ちを全て出し切った感動的な卒業式にしましょう。
そしてもう一つ、お別れの話です。昭和12年に建てられ(現在のものは平成2年に改築)、それからずっと、香深港に入る船だけでなく、礼文小学校も見守ってくれていた「香深灯台」が、この度取り壊されることがわかりました。今朝学校に見えられた第一管区海上保安部の方より、正式に廃止計画のお話をお聞きしました。「港にも灯台が整備され、船の航海のための安全性には影響がなくなったので。」ということでした。今の灯台につけられている「香深灯台」の表示は、平成2年の改築の折、その当時礼文小学校6年生に在籍していた高橋さんが書いた字をもとに作られたそうです。香深灯台はそんな所縁のある灯台でもあります。今年の夏休み中に解体工事が始まる予定ですので、解体の前には、絵を描いたり、みんなで写真を撮ったり、灯台の内部を見せていただいたりしながら、みんなで感謝してお別れできたらと考えています。
【卒業式練習の様子から~大きな声で校歌を歌う姿は立派でした。】
【香深灯台と灯台から見た今日の港の様子から】
去る3月6日、たくさんの保護者の皆様方にもお越しいただいて、「鼓笛移杖式」「6年生を送る会」を行いました。
第1部の鼓笛移杖式では、最初に全員で演奏した後、これまで6年生が受け持ってきた楽器が後輩達に引き継がれました。その後、1年生から5年生までの子ども達が「WAになっておどろう」を6年生の前で披露しました。「自分たちはしっかり頑張るから安心して下さい。」そんな気持ちも込められた、とても感動的な演奏となりました。
第2部の送る会では、1年生から順に、6年生に感謝の心を届けようと趣向を凝らした発表が行われました。最後に6年生が、器楽演奏を発表し、難しいことでも心一つにチャレンジすることの大切さを、演奏を通じて後輩達に伝えてくれました。一生懸命さの中に、一人ひとりの感謝の気持ちがいっぱい伝わってきて、感動的な会となりました。ご出席いただいた保護者の皆様方に感謝いたします。
【鼓笛移杖式・6年生を送る会の様子から~みんな一生懸命に頑張り、とても感動的でした。】
今日の午後から、鼓笛移杖式、そして6年生を送る会が行われます。これまで学校のリーダーとしてみんなを支えてくれた6年生への感謝の気持ちを伝え合う日です。今日はみんなの優しさ溢れる素敵な会が行われることと思います。この行事に向けて取組の中心になって頑張ってくれたのは、次の礼小のリーダーである5年生です。各係でみんなをまとめながら頑張ってくれました。そんな5年生は、先ほど授業を見に行くと、理科の実験でミョウバンと食塩の溶け方を調べていました。次の礼小のリーダーにふさわしい真剣な姿がとても印象的でした。午後からもよろしくお願いしますね。
なお、今日の午後からの取組は来週お知らせします。また、今日の映像も、近々ホームページにアップさせる予定ですので、どうぞお楽しみに。
【授業でも一生懸命な5年生~理科の実験の様子から】
「お弁当で感謝の気持ちを伝える」というテーマで、6年生が家庭科の調理実習に取り組んでいます。お父さんやお母さんに、感謝の気持ちを込めた手作りのお弁当をプレゼントするという素敵な企画です。どんなメニューが喜ばれるかを自分で考えながら、今その料理作りに挑戦しています。一人ひとりいろいろな工夫を凝らしながら、とても美味しそうなお弁当ができつつありました。「ありがとう」のメッセージも書かれたお弁当もありました。12時に心がいっぱい詰まった手作りお弁当を直接手渡すことになっているようです。
【お弁当づくりに挑戦する6年生~愛情いっぱいのお弁当ができそうですね!】